ハートの形をしたつぼみや葉が愛の象徴

ハートの形をしたつぼみが開花することで、幸せな日々を送るというイメージがあります。そんなベゴニアの花言葉は『片想い』『愛の告白』『親切』『幸福な日々』『幸福』です。

特に恋愛に関するものが多いのが特徴で、これは、葉がハート型に見えることや、葉のサイズが左右非対称であることに由来しているといわれています。儚い恋愛、叶うことのない恋愛の最中にいる人を元気付けたい花言葉ともいえますね。

2つの姿を表す花言葉を持つ

フヨウは、花の美しさを表したものと、何度も花を咲かせる特性を表したものとの2種類の意味の花言葉を持ちます。美しさを表す花言葉は『繊細な美』『しとやかな美人』『妖艶』などで、花の特性からきたものは『幸せの再来』『富貴』などです。

フヨウの花は、朝に開花して夕方にはしぼむ一日花で、薄紙のように透けた花びらが特徴で、花色が白からピンクに色づき、日暮れには紅色になり萎みます。この、花色が時間とともに変化する様子から『変幻』という花言葉も付けられています。

また、フヨウの花の美しさから、美しい女性を『芙蓉の顔(かんばせ)』と例える言葉としても使用されてきました。そして、『日本における美の象徴』ともされており、日本を代表する山である富士山にも『芙蓉峰』という雅号が付けられています。

ランタナにも似た白またはピンクなどの可愛らしい花

ヒメイワダレソウ(リッピア)の花言葉は『誠実』『絆』『私のことを思ってください』などです。

ヒメイワダレソウ(白)は、クマツヅラ科多年草で、地面を這うように成長し、生命力が強いためよくグランドカバーとして使われます。知らない間にどんどん増えて広がっていくほど強い性質で、ちぎっても平気なくらいです。

6月から9月にかけて小さな花が無数に咲き、繁殖力が強く、他の雑草の抑制効果があります。

花言葉が独特の魅力と実用性に由来した花

美女桜(Verbena)は、クマツヅラ科クマツヅラ属の総称で、約250種の一年草および多年草を含みます。そんなバーベナ花言葉は『魔力』『魅力』などです。

バーベナは、古代ローマ時代には儀式や祭典、魔術にも用いられ、アメリカ大陸の先住民族も神聖視していた花です。また、薬草としても利用されていたことから、ローマ神話北欧神話などで『神と関係したハーブ』として伝えられていることから、『魔力』『魅力』という花言葉が誕生したと伝えられています。

自由や変化を象徴する花

アスクレピアス(和名はトウワタ)は、ギリシャ神話の英雄で医術の神『Aesculapius(アスクレピオス)』の名前に由来する花で、花言葉は『私を行かせて』『健康な体』『心変わり』です。

『心変わり』は、トウワタに毒性があることから付けられ、『私を行かせて』は、実が熟してはじけたとき、種子がタンポポの綿毛のように飛んでいく姿に由来しています。また、アスクレピアスは蝶や蜂などの昆虫を引き寄せるため、自由や変化を象徴する花ともされています。

『健康な体』は、ギリシャ神話に登場する太陽神アポロンの子といわれており、医術の神アスクレピオスに由来するといわれています。

和名は『松笠菊』

一見、ヒマワリにも見えてえしまうルドベキア、花の中心部が黒色で、その形状が松ぼっくりに似ていることから『松笠菊』とついたといわれています。

ルドベキア花言葉は『あなたを見つめる』『正しい選択』『公平』『正義』で、鮮やかな花が相手の心を引き付ける様子を象徴し、力強さと信頼性を表現しています。また、『公平』『正義』は、その均整のとれた美しさと調和する特性からきています。

細長い茎と美しい花を持つ多年草

草丈は高くても30㎝ほどで、ごく細い葉が茂る間から顔を出すように花茎を伸ばして白やピンクの花を咲かせます。そんなかわいらしいゼフィランサス花言葉は『汚れなき愛』『便りがある』『期待』などです。

ゼフィランサスは、繊細で優しい花の姿と、汚れなく清らかな花言葉から、純粋な愛を象徴する花とされています。そのため、恋人や家族、友人など、大切な人に贈ることでその人への純粋な愛を表現することができます。また、雨の後に花が咲くことから『レインリリー』とも呼ばれます。